ムシバナシの雑記帳

日々雑感あれこれです 日課は踏台昇降と読書少々、朝のしらすご飯と焼海苔

『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』  

「警察が私達を守ってくれるので、この国には軍隊はいらないのです」
…何!?警察が国民を守ってくれると。そうか。そういう国もあるのだ。

10日(日)尾道の香味喫茶ハライソ珈琲にて上映会が催されたので、参加した。
あらすじ、予告動画等の詳細は公式サイトへ。
コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~

軍隊を廃止した国、コスタリカ。
どうやって実現したのか。
そうは言っても他国が攻めてきたら。

一言一句聞き逃すのが勿体無いような、人々の力のある、でも実は当たり前の数々の言葉。
全編文字起こししたいくらいだ。
そう思いながらクラクラしていると、それでもやはりあらゆる問題はあったりして、そういう闇の部分も描かれている。

コスタリカ関係の本は読んだりしたが、再読していないので忘れているし、映像の力を感じた。
うまく、過去の偉人達の画像も混ぜ込んだりして効果的だよね。

国際法か。その辺りもまったく明るくないので、とりあえず図書館で国際法入門を予約した。

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『標的の島 風(かじ)かたか』  

20日、福山市市民参画センターにて上映会があった。
戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』の三上智恵監督作品。
鑑賞後のしんどさ、重苦しさが想像できたから、少し迷ったのだが。やはり観に行った。

以前ライブでも聴いたが、高江で歌う七尾旅人さんの「兵士Aくんの歌」。うーん、アーティストだなと思った。

反対派住民を抑え込むために全国から投入された機動隊の若者達、きっと経験の浅い新人さんが多いのだろうなあ。肌ピカピカ。
非暴力で反対運動をする人達を、屈強な腕力をもって抱え込み排除する。
そんなことをするために厳しい訓練に耐え、日々鍛えている訳ではなかろうに。
志を持って入隊(というのか)した、おそらく本来は正義感が強い隊員もいなくはないのだろうが、葛藤しながら自分の心を折って任務をこなすのか。そしていつしか慣れるのだろうか。
あまり感情移入するところではないかもしれないが、何だか憐れでかわいそうで。

勿論、命令に従っているだけだからと彼らを擁護するつもりもないし、正当化も出来ない。
あの現場にいる機動隊員や雇われ警備会社の人達が一人ひとり本気で考えて答えを出せば、何かが変わると思うがな。
一斉にストとかしたらとてつもなくカッコ良いのではないか。

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『午後8時の訪問者』  

鑑賞後に気付いたが、ベルギーが舞台だった。フランスのつもりで観ていた。

もしあの時ああしていたら、というのは多かれ少なかれ誰にでもあるのではないか。
不法滞在、性売買、幼児虐待など、深掘りせずに少しずつ織り交ぜられている。

ほとんど変化のない主人公の表情のように、映画全体も抑揚無くラストへ突き進む。しかし、静かな緊迫感は途切れること無く、最後まで集中して観ていた。
危ういながらもどこか一本通った若き女性医師の存在が、地域の未来を感じさせてくれる。

メリハリのある物語を求める人には合わないかな。

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『マンチェスター・バイ・ザ・シー』  

なげやり主人公の壮絶な過去が徐々に明らかになる訳だが、地味に淡々と物語は進む。
地味淡々は嫌いではないが、何でしょう。登場人物の誰にも心惹かれずちょっと残念だった。
主人公リーを演じるケイシー・アフレックの演技は良かった。
リーの甥っ子君、辛い役ながらもお年頃なのですきあらば女の子とイチャイチャしたくてそれもどうもね…。

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『ハクソー・リッジ』  

信仰上の理由で武器を持たない男が衛生兵として戦場に赴く実話。
主人公は『沈黙-サイレンス-』で主役を演じた俳優さん。ほうほう。宗教色の強い作品が続きますね。主人公の父親役のヒューゴ・ウィーヴィングも気になる。

テーマに惹かれて観ようかなと思っていたがBuzzFeedの記事をたまたま読んで、沖縄戦の話であることを知った。ホントに?予告では沖縄とも日本ともチラとも言っていなかったが。
どういう宣伝戦略なのか、不自然なまでに沖縄戦が舞台であることが隠されている。
公式サイトを見ると申し訳程度に、ごく小さな文字で「ハクソー・リッジ」の説明が。

配給会社のキノフィルムズによると、「沖縄表記を避けたのは配慮」ということらしい。
ついでにお笑い芸人を起用しておちゃらけた宣伝イベントも開催したのだね。そういう映画ではなかろうに。
やめた。観るのやめた。
すまないメル・ギブソン。一人観客を失ったが、日本の広告代理店と、配給会社を恨んでおくれ。心無い企業にささやかでもお金を落としたくないのだよ。

しかし、映画サイトのレビューで評価が高かったのであっけなく陥落した。公開最終日に駆け込んでしまった。意志が弱い私。
映画そのものは良かった。
戦場での英雄物語と言えばそうなのだが、主人公の家族・背景、武器を手に取らないと誓うまでの物語も丁寧に描かれているので、まあ納得。
米軍側から見た日本軍の不気味さ、怖さもよく伝わった。

後半は、容赦なく残酷な戦闘場面が長々と続くのでなかなかしんどい。そう言えば『アポカリプト』もメル・ギブソンだよね。この人の作品は元気な時でないと置いて行かれてしまうかも。
日本とアメリカ、どちらに肩入れしているという印象もなく、割りと冷静に「米軍目線の戦場」が描かれていた印象だ。
自分が日本人だから、日本兵が命を落とす場面に激しく動揺したかというと、そうではなかった。自国であろうが敵国であろうが、ただただ無惨で意味もなく命が断ち切られていくのが戦争なのだ。
しかし、実際に戦争の経験がある人や、身内を沖縄戦で亡くされている人はまた違った感情が湧き起こるのかもしれない。

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