ムシバナシの雑記帳

日々雑感あれこれです 日課は踏台昇降と読書少々、朝のしらすご飯と焼海苔

『ブルーム・オブ・イエスタディ』  

昨日咲いた花。
ホロコーストの加害者と被害者を祖父母に持つ二人が、それぞれの苦悩を抱えてホロコーストの研究者として出会う。
登場人物達の病みがちな状態も、そうなるかもと思える。かなりヘビーな設定だが、コメディや性的な要素も満載だった。
観る者のエネルギーを吸い取るがごとくの滅茶苦茶で破滅的な行動も、過去から逃げずに向き合う誠実さ故と思えばまた受けとめ方も違ってくる。

主役の一人は『午後8時の訪問者』で女医を演じた女優さんらしい。印象が全然違うので気付かなかった。

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2017年秋 首都圏旅〈5〉 映画『サーミの血』  

横浜のミニシアター『ジャック&ベティ』にて。

民族衣装を身に着け、北欧でトナカイを飼い自然の中でたくましく生き抜く少数先住民族サーミ人。作中で描かれる差別的な扱いは女性として屈辱的であり、憤りを感じた。
人として当たり前のものを手に入れるために、大切なものを手放さなければならないなんて。
自由を求めるのも自由。変わらない生活を選ぶのも自由。

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『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』  

後世の芸術家達に多大な影響を与えたアメリカの詩人の生涯を描く伝記物語。
自由な魂を守り、正直で不器用で孤高な女性なのだが、対人スキルが低すぎて周りは大変だったと想像する。
でも魅力的なのだ。わかってはいるけど現実はね…なんて言い訳とは無縁で、いつでも心に従う。
家族と、友との言葉の応酬が、辛辣だったり小気味良かったりでおもしろい。

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『ファブリックの女王』  

ふくやま美術館で開催中のマリメッコ展を鑑賞する予定なので、予習がてらシネマモードへ。
北欧を代表するファッションブランド“マリメッコ”の創業者アルミ・ラティアの物語。
美しい物が生まれるまでの成功譚、という常識的な展開ではなく、何と言うか突き抜け感のあるような。
映画の構成もちょっと変わっていて、一筋縄ではいかない北欧映画。

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『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』  

<ヌレエフの再来>と謳われる類い稀なる才能と~
というコピーだが、ヌレエフは『愛と哀しみのボレロ』のバレエダンサーのモデルとなった人です。

セルゲイ・ポルーニンの若すぎる成功、多大な犠牲と苦しみと。ドキュメンタリーなのだが映画のような人生で、上質な物語を観ているような気持ちになった。本人には申し訳ないが。
両親、おばあちゃん、皆でセルゲイを支えるのだが、特にお母さんがすごいね。時々で的確な判断をくだし、息子をぐんぐんと上へ上へと導く。

苦しみもがきながらの、懐かしい人々との再会。まったく別世界の出来事ながら、感情がこちらに流れ込んでくる。
踊りも、映画としても、素晴らしかった。あまりにも美しかった。
鑑賞を迷っている人はぜひ映画館へ。地元で上映すると思わなかったので嬉しかった。

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