ムシバナシの雑記帳

日々雑感あれこれです 日課は踏台昇降と読書少々、朝のしらすご飯と焼海苔

島生活開始〈4〉  

移住した頃の話、久々に書きます。
つた
【晴れ間が嬉しい】

・加計呂麻島と出会うまで〈1〉~〈4〉
・移住まで〈1〉~〈6〉
・島生活開始〈1〉~〈3〉
の続きです。(カテゴリ名移住前後にまとめてあります)

2008年5月に加計呂麻に移住、その夏は生活環境を整えることに費やした。勿論息抜きにシュノーケリングを(私だけ)楽しみながら。
雨漏りがないのはありがたかったが、その他はコマゴマと書ききれないくらい手を入れた。

壁をぶち抜く、水道のパッキンの交換、コンクリむき出しの風呂場のリフォーム、洗面台の高さ調整、マクの小屋を丸ごと置くための屋根付きデッキ作成、ベッド作成、棚作成、出入口用足場作成、他多数。
この辺の大工仕事は100%夫がこなした。私はたまに電動ドライバーなどで『体験補助』したくらい。

家具の置き場所を定めたら、段ボールから物を出して収めていく。本は随分減らした筈だが、通販で3本購入したスチール本棚がみるみる埋まっていく。
台所の壁にはS字やL字の吊り金具をたくさんつけて、調理器具をずらりぶら下げる。おお、イメージ通り。
シンク下の収納場所の扉も全部とってしまえ~。
狭いながらもなかなか使いやすい台所完成。勝手にいじれるのはいいなあ。

トンネル
【生垣トンネル】

木材や修理モノを手に入れるために、何度か車ごと本島に渡り、ホームセンターまで走った。
ある程度の不便は仕方ないが、夫にしてみると「ネジクギ1本がすぐ手に入らない」という状況はかなり厳しかった様子。塗料関係だと「湿度〇〇%以上の時は乾きません」みたいな事があるので梅雨時期の引越し・修繕はオススメ出来ない。

ざっくりまとめた移住前後シリーズは今回が最後かも。また思い出したら書きますね。

category: 移住前後

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島生活開始〈3〉  

・加計呂麻島と出会うまで〈1〉~〈4〉
・移住まで〈1〉~〈6〉
・島生活開始〈1〉〈2〉
の続きです。(カテゴリ名移住前後にまとめてあります)

2008年5月。荷物も無事届き、島での生活が始まる。管理人さん夫妻や、集落の方が色々と準備してくださっていた。

・ガス、電気、水はすぐに使える状態。
・下見に来た時にはサビサビボロボロだった台所のシンクが、キレイに塗装されていた。
・風呂のガス釜も使用可であることは確認済み。
・野良ネコ侵入対策として、家の中に「ネコ扉」作成。
・シロアリ駆除の薬剤散布(残念ながら残党が元気に梁を食っていたが)。

移住まで〈4〉に書いたが、この家は潰して薪になってしまうところを交渉して貸して頂けることになった、といういきさつがある。
それなら「じゃあ貸すのはいいけど、後は勝手に自分たちでやってね…」になるかというと、そうではないのだ。
こうして、少しでも快適に生活が始められるよう、あれこれ手を尽くしてくださる。
何度か顔を合わせただけの、町からやって来るよくわからない夫婦の為に、だ。ありがたかった。

100707カーブミラー
【ある日、カーブミラーがポッキリ 2010/7/7撮影】

さて、荷物整理。と思ったら、家の中には何やらモノが残っていた。冷蔵庫、テレビ、カラオケセット?、食器入り食器棚、電気のカサなどなど。
「使えるのは使えばいいよ」と。んん~。い、いや、お気持ちはありがたいのですが、ちょっと厳しいです。まとめて家の中に置いておくには場所を取りすぎるし。

書いてしまうとあっさりしたものだが、こうしたやりとりがやはり気を遣う。
こちらとしては「自分たちで処分場に持ち込みますから、全部捨てちゃっていいですよね~」と言いたいところである。しかし相手は管理人さん。内地在住の大家さんの血縁の方である。
管理人さんの一存で決められない事があれば、大家さんに連絡をとる必要が出てくるだろう。それもめんどうだろうし…とか思ったり。

結果的には、冷蔵庫は家電リサイクル料金7455円をうちが支払って、ベスト電器に回収してもらった。
他のテレビ等の大物は、管理人さんがどこかの倉庫に納めてくれた。食器棚は、扉をはずして『洗濯用品・タオル置き場』として何とか使っている。中の食器や電気のカサなどは保管。

この家は、数年前にはやはりIターンカップルが住んでいた。事情があり内地に戻られ、この家が空いた訳だが、そのお二人はこの荷物を気にせずに暮らしていたのだろうか。自身の物が少なくて、場所に余裕があったのかもしれない。わからないけど。
「自分たちにとって不要なモノ」をどうするかというのも、人それぞれという事ですね。

category: 移住前後

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島生活開始〈2〉  

2008年5月。島に来て数日後に大量の荷物が届く。
集落の皆さんが続々と集まり、手伝ってくださると。ありがたい。ありがたいが…。
主には自分たちの親よりも明らかに高齢のお年寄りである。腰は大丈夫だろうか!?
と、心配する間もなく、運送会社のトラックから次々と降ろされる段ボール箱がするすると家の中に収まった。
おそらく、腰も無事のようである。ありがとうございました。

島の夜は人工音が無い。虫や海や風など自然音は多いが、静かな事が多い。
移住初日の夜に気がついたのだが、どこからか「ワシャワシャワシャ…」と音がする。
静かな夜だから気づくくらいの音。
音の主はすぐにわかった。10数年前に沖縄の離島の古民家(アルバイト用の寮)で聞いたことがあったのだ。
シロアリ…。

集落の人に状況を話すと「音がするのはキクイムシだよ」という返答。
キクイムシが何なのかはよく分からないが、シロアリの事をそう呼んでいる訳ではないようだ。
家の中に直径1ミリくらいの穴がバラバラッと開いている箇所があり、それはキクイムシの仕業らしい。
確かにそれはシロアリにやられた痕ではない。
でもでも、あの音はシロアリに違いない。日中、音の主を捜査。
うああ…やっぱりシロアリだった。いるよいるよ。あそこにもここにも。

ここからシロアリとの戦いは始まった。戦闘員は夫。
ネットで調べてみるとシロアリにも種類があるらい。種類によって生態が異なるので、まずは種類を調べた。目につくアリを殺虫剤でシューシューしても無駄である事はわかった。

一般人向けの「効果テキメンのシロアリ駆除法」がネットで公開されている訳ではないので、生態や駆除商品などの情報をじっくり調べ、蟻道などを観察。
詳細は省くが、数カ月後には勝利宣言。その後もシロアリに悩まされることはない。これからもないだろう。
あ、梅雨時期には羽アリはどこからか飛んでくるけど。
業者に依頼したら、何十万仕事であることは間違いない。夫エライ。
インターネットの超有効活用を実感した出来事だった。そういった技術を開発・実用化してくれた人たちにもありがとう!

ライフジャケットマク
【ライフジャケット着用。2008年撮影】
老犬になってからは泳ぐのがしんどそうになってきたので、ライフジャケットを買った。

category: 移住前後

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島生活開始〈1〉  

・加計呂麻島と出会うまで〈1〉~〈4〉
・移住まで〈1〉~〈6〉
の続きです。(カテゴリ名移住前後にまとめてあります)

2008年5月。福山に別れを告げ、加計呂麻へ向かう。
2泊3日で移動する予定。荷物満載で車中泊どころではないので、犬連れ可の宿を事前に調べておく。

一日目/福山(広島県)ー霧島まで移動。霧島の民宿泊。
二日目/霧島神宮などでゆっくりしてから鹿児島に移動。フェリーは夜発。
三日目/早朝、名瀬着。日用品、食料品を買出し。古仁屋まで移動し、フェリーで加計呂麻へ。

0805車中マク
【狭い車中】
後部座席の荷物の間から顔を出す。

高速ではマメに休憩を取り、マクを歩かせる。万が一に備え、迷子札を首輪に装着。

0805疲れマク
【疲れてる】
移動時間は長かったが、真っ直ぐな道ならマクは酔わない。エサは軽めに与える。以前、伊豆半島を走ったらすぐにゲロゲロになってしまった。

0805マク初泳ぎ
【やっと着いた】
泳ぐの大好き犬なので、すぐに海へ。

0805初夕食
【島生活一日目の夕食はそうめん】
外食ってたまになら嬉しいのだけど、続くと疲れる。
簡単でも、家で食べると落ち着く。年齢的なものもあるのかしらん。

0805寝袋
【しばらくは寝袋だ】
マットが上等なので、快適に眠れる。

引越し挨拶回り用の品は、移動前に福山で購入。すぐに必要なので、荷物と一緒に送らずに車に積んでいく。
軽くて日持して、車内が暑くなるので溶けにくいもの。お年寄りが多いので堅くないもの。おせんべは却下。土地の物(もみじまんじゅうとか…)にこだわらず、全国ブランドの洋菓子にした。
集落は約20世帯とわかっていたがさすがに全世帯分は必要ないと思い、500円×12、3個くらい用意。
忘れてはならないのが品物と一緒に渡す挨拶状。と言っても大ゲサなものではなく、こんな感じでミニカードに書いた。

『福山(広島県)から来ました。どうぞよろしくお願いいたします。犬を飼っております。ご迷惑をお掛けすることの無いよう充分気をつけますが、お気づきの点がありましたらおっしゃってください。(日付と二人の名前)』

結婚してからあちこち転居しているので、挨拶回りセットは何度も配っているのだ。
犬は、特に気を遣う。下見に来た時にも、空家案内してくれた役場の方に「犬は大丈夫か」と確認した。
加計呂麻ではないが、イヌネコをあまり歓迎しない土地柄の場所がある、と聞いたことがあるような気がしたので。

挨拶回りは、管理人さんに同行をお願いした。

category: 移住前後

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移住まで〈6〉  

荷物の選定と、送る方法を検討する。

まず選定。もう着ない服や使わない物はリサイクルショップへ。
基本的には「島にはあれもないかも。これもないかも」と買い足さない。通販で大方手に入るし、住んでみてからその場所に合ったものを選ぶ方が良いと思う。家電関係も、本島にはヤマダ電機・ベスト電器などがある。

小さな事だが、当時気に入って履いていたメレルのジャングルモックをもう一足買い足すか迷った。結局買わなかったのだが、結果的には買わなくて良かったかな。
島に来てからはその靴を履く機会が激減したのだ。マクの散歩にはショートタイプのレインシューズ、野良仕事などには農協長靴。マクの散歩にはジャングルモックでも良い時もあるのだが、急に雨が降る事も多いし晴れていても山肌から水が常に流れ出ている場所もあったりするのでゴム系の靴のほうが勝手が良いのだ。夏はサンダルで済むし。
今では当時履いていたモックを年に数回(古仁屋へ行く時とか)に履くだけ。

100818海面

次に荷物をどう送るか。過去の実例としては
・クロネコヤマトの「単身引越サービス2M3BOX」(そんな名称だったかな)
・パネル板の2トントラックをレンタル、転居先近くの営業所で乗り捨て。
など。金をかけずに手間かける。これが我が家(というか夫)のやり方なので食器や衣類などコマゴマ荷物をパッキングしてくれる「おまかせパック」的なものは最初から選択肢にはなかった。

時間はあってもギリギリまでのったりして(←夫が!)引越し当日朝までバタバタ→疲労度200%で出発→不機嫌な夫→「次の引越しはおまかせパックにするよ!」と不機嫌になる妻→次もバタバタ というのが毎度のパターン。
体が強くはないんだから少し計画的に進めればいいのにね。この夫。まあ、次の引越しはないことを祈ります。

今回はどうしたかというと、この先移住を考えている方の参考にはならないと思いますが書きましょう。
夫が働いていた会社に出入している運送業者さんを使わせてもらった。会社と契約している料金で送ってくれるので、個人で発送するよりもかなり安くなるのだ。
我が家から会社までは車で5分。すべての荷物を一旦会社へ運び、後はいつも通り運送業者さんが会社まで回収に来てくれる。

段ボール箱110箱くらい(契約料金)と、机や洗濯機などの大物(通常料金)が5~6個。
合計12万くらいだったと思う。かなり助かりました。
変則技なのであまりオススメは出来ませんが…。

軽のワンボックスには自転車3台(内1台は折畳み)や犬小屋、マク、屋根にはシーカヤック、引越してすぐに使う物などをギュウギュウに詰め込んで出発となった。

category: 移住前後

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