ムシバナシの雑記帳

日々雑感あれこれです 日課は踏台昇降と読書少々、朝のしらすご飯と焼海苔

移住まで〈2〉  

2008年3月に、3回目(私は2回目)の下見旅行。それまでに色々と検討し、移住先は加計呂麻ということで気持ちはほぼ固まっていたので今回は3泊と短め。

まずは前回夫が見学させてもらった何軒かの空家の中から選んだ一軒を再度見学。空家見学には管理人さん(大家さんは内地在住)、区長さんなど集落の方が数人立ち合ってくださった。あ、あと役場の方。
古くて相当手を入れる必要があると聞いてはいた。聞いてはいたが。
「おおう・・・」
ささくれだった畳やシロアリにやられた梁、ナゼか重そうにたわんだ天井、コンクリ床むき出しの風呂場などが「どうよどうよ!」とすさまじい迫力で迫ってくる。
救いだったのは比較的キレイなトイレだった。

現在、移住希望の方に同行して空家を見させてもらう機会がたまにある。どの家も当然そのままでは住めない状態なので皆「かなり厳しいですね…」と仰るが、どの家も我が家より上等、もしくはまれに同等、である。
なので私達からすると「結構良さそうだね」ということになる。
そして我が家を見て「きれいなお家があって良かったですね」と。だから、それは違うのだよ~。チミたち。

夫の性格上、時間がかかっても住みやすい家に仕上げてくれるのは間違いない。
実家の水道周りに不具合があった時の事。業者はお手上げだったのだが、根気よく調べて解決した。知人が会社を起こす手伝いをさせてもらった時も、事務所として使う古民家を安く借りて業者には頼まずに使いやすくリフォームした実績もある。
でもでも修繕を終えるまでの数カ月間、ダンボールの荷物は一部そのまま、荷物をあちこち動かし…。その中で毎日炊事洗濯。でしょ。

100830木々の間の海
【海は美しいが、家は…】

少しお金を出して普通の家に住めるならその方がいいよなあ~~。などとぶつぶつ考えていた。
私は別に〈古民家改造ゆったり田舎暮らし何でも手作り〉なんて『UターンIターンビーイング』のインタビュー記事みたいのに憧れている訳ではないのだ。金で解決しようよ、なけなしの金で。
でも夫はお金より労力を掛ける方を選ぶぞ。絶対。
何より、お金があろうがなかろうが「普通の家」がないのでこれは考えても仕方ない。

空家ご対面を済ませ、同日か別の日か忘れたが、区長さんに集落内を案内していただいていた時のこと。
ゲートボール中のおじいおばあ達に、区長さんが私達を紹介してくださった。
そして皆さんが明るく歓迎してくださった時、「あ、大丈夫かも」と思った。
その時の空気というか雰囲気が、スッと私を引っ張ったというか。

家だけでなく、やはり海も見たい。
リトルライフさんにガイドをお願いし、春のシュノーケリングを楽しんだ。
この時の記憶は、海そのものよりもリトルライフさん宅の庭でおしゃべりしながらゆっくりお茶を頂いた時間の方が鮮明だ。

category: 移住前後

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