ムシバナシの雑記帳

日々雑感あれこれです 日課は踏台昇降と読書少々、朝のしらすご飯と焼海苔

誰にも書ける一冊の本  

本の書き方の指南書ではなく、小説です。
父が遺した原稿にはその生涯が綴られており、心の中で批判をしたり生前の父を思い出したりしながら原稿を読む息子が描かれている。

ところどころ「おあー、さすが」という表現があったりして、他の著作も読みたくなった。若年性アルツハイマーを病む男性を描いた『明日の記憶』の作家さんでした。本は恐らく読んでいないが、映画は観た。映画はきれいにまとまり過ぎていた印象だが、本だとまた違う感じかもしれないね。

誰にも書ける一冊の本 (テーマ競作小説「死様」)誰にも書ける一冊の本 (テーマ競作小説「死様」)
(2011/06/18)
荻原浩

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そもそも親の人生に興味を持つ子供は多くないのではないかしら。亡くなってみると、そう言えば何も知らないままで死んでしまったなあなんて思うのだけど。そういう意味では原稿に何が書いてあっても「意外な感じ」はつきまとうのではないか。
亡父の葬儀の打合せの時の話だが、「葬儀で故人を紹介するための簡単なプロフィールを用意しておいてください」と牧師さんに言われて苦労した。出生地も正確には覚えていないし、卒業した高校名も就職年度も、好きな事も何もわからなかったのだ。何とか調べたが、「思っていた以上に親のことを知らなかったなあ」と思った出来事だった。

そんな訳で親御さんを亡くされた経験が有る方には、共感出来る部分もあるかもしれません。

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