ムシバナシの雑記帳

日々雑感あれこれです 日課は踏台昇降と読書少々、朝のしらすご飯と焼海苔

『のこされた日記』  

アメリカ人少女15歳の家出日記。
家庭環境に嫌気が差した少女はヒッチハイクをしながら旅を続け、様々な人に出会い、旅の伴侶となる犬にも出会う。洞察力のある少女の心の内が綴られ、年齢だけは立派な大人である私はギクリとしたり。

「嘘をつくことと真実を語らないことの違いはなにか」
「そんなに大切なことを学校は教えてくれなかった」
「ベネットさんがいちばんおそろしいと考えたのは、90歳になって話し相手がいないこと。でももっといやなことは、90歳にもなって、話したくない人と無理やり話さなくてはならないことではないかしら」

家出前の日常には「ベネットさん」という大人が身近にいたようで、「ベネットさんは旅は身がるなのがいちばんと言っていた。」というように少女の記憶の中のベネットさんが度々登場する。子供にとって、信頼できる大人の存在は重要だ。
結構過酷な旅となるのだが、結末も「え!」です。

あらすじ紹介もなかったけど、一応リンクさせました。絶版なのかな。私は図書館で借りました。児童書コーナーにあったので、児童書のようです。
のこされた日記のこされた日記
(1981/10)
マリリン=ハリス

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家出ね。子供にとっては甘美な響きだよね。
「これから家出をするのでおにぎりを作ってください」と言ったのは本当に私か。親の作り話じゃないのか。それとも他の子供の話だったのか。もしかして鎌倉のお兄ちゃん(かつてのお隣さん)の話かも。
いずれにせよ、子供は家出に憧れるのだ。ああ、甘美と書いたけど、この物語の少女のように憧れなんかではなく、切実な場合もあるのでしょう。

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