ムシバナシの雑記帳

日々雑感あれこれです 日課は踏台昇降と読書少々、朝のしらすご飯と焼海苔

『パンをふんだ娘/アンデルセン童話集 2』大畑末吉訳  

12編収録の内、表題に挙げた『パンをふんだ娘』を読みたくて図書館で借りた。
足を汚さないために泥溜まりにパンを投げ入れ、踏みつけ渡ろうとした少女はそのまま沼地にのみこまれ…。

そもそもこの少女は高慢ちきで残虐行為もちゅうちょ無い。
ハエの羽をむしりとって這い回らせたり、コガネムシをピンで刺して小さな紙切れにつかまらせ「ほら、コフキコガネが本を読んでいるわよ」なんて喜んでいる。
この時点で地獄行きになりそうなものだが、パンが重要な小道具なのは、やはりキリスト教の宗教観が関係しているのか。

少女は脳に疾患があって、共感力や情緒など、人として大切な部分が欠損していたのだろうか。
小さな生き物の命を奪い、パンを足蹴にすることに心の痛みを憶えない少女は哀れだ。そんなことをするために生まれてきたのではないのに。
子供の頃に読んだ漫画『聖ロザリンド』を思い出した。子供の、純粋な残虐性って恐ろしい。

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