ムシバナシの雑記帳

日々雑感あれこれです 日課は踏台昇降と読書少々、朝のしらすご飯と焼海苔

『ハクソー・リッジ』  

信仰上の理由で武器を持たない男が衛生兵として戦場に赴く実話。
主人公は『沈黙-サイレンス-』で主役を演じた俳優さん。ほうほう。宗教色の強い作品が続きますね。主人公の父親役のヒューゴ・ウィーヴィングも気になる。

テーマに惹かれて観ようかなと思っていたがBuzzFeedの記事をたまたま読んで、沖縄戦の話であることを知った。ホントに?予告では沖縄とも日本ともチラとも言っていなかったが。
どういう宣伝戦略なのか、不自然なまでに沖縄戦が舞台であることが隠されている。
公式サイトを見ると申し訳程度に、ごく小さな文字で「ハクソー・リッジ」の説明が。

配給会社のキノフィルムズによると、「沖縄表記を避けたのは配慮」ということらしい。
ついでにお笑い芸人を起用しておちゃらけた宣伝イベントも開催したのだね。そういう映画ではなかろうに。
やめた。観るのやめた。
すまないメル・ギブソン。一人観客を失ったが、日本の広告代理店と、配給会社を恨んでおくれ。心無い企業にささやかでもお金を落としたくないのだよ。

しかし、映画サイトのレビューで評価が高かったのであっけなく陥落した。公開最終日に駆け込んでしまった。意志が弱い私。
映画そのものは良かった。
戦場での英雄物語と言えばそうなのだが、主人公の家族・背景、武器を手に取らないと誓うまでの物語も丁寧に描かれているので、まあ納得。
米軍側から見た日本軍の不気味さ、怖さもよく伝わった。

後半は、容赦なく残酷な戦闘場面が長々と続くのでなかなかしんどい。そう言えば『アポカリプト』もメル・ギブソンだよね。この人の作品は元気な時でないと置いて行かれてしまうかも。
日本とアメリカ、どちらに肩入れしているという印象もなく、割りと冷静に「米軍目線の戦場」が描かれていた印象だ。
自分が日本人だから、日本兵が命を落とす場面に激しく動揺したかというと、そうではなかった。自国であろうが敵国であろうが、ただただ無惨で意味もなく命が断ち切られていくのが戦争なのだ。
しかし、実際に戦争の経験がある人や、身内を沖縄戦で亡くされている人はまた違った感情が湧き起こるのかもしれない。

category: 映画館など

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